浜松市にあるうなぎ屋「うなぎ大嶋(おおしま)」では、幻のうなぎと呼ばれている共水うなぎをお愉しみいただけます。全国で約30店舗しか取り扱いがないとされるこのブランドうなぎは、南アルプスの恵まれた環境の中で、通常の約2倍、2年かけて育てられます。素材の旨みを大切に、蒸し上げることでふっくらと、炭火で香ばしく焼き上げることで共水うなぎの味を引き立てます。
南アルプスから50年の歳月をかけて湧き出るとされる雪解け水、大井川の伏流水で育てられる共水うなぎ。24時間養殖場内を離れず水温やプランクトンバランスを徹底管理、養殖に適した山土と静岡県の温暖な気候の下で大切に育てられます。ストレスを与えないように、養殖場で飼育するうなぎの数も通常の半分に抑えています。
通常のうなぎの約2倍、2年の歳月をかけてじっくりと育てられる共水うなぎは、疑似四季養殖と呼ばれる方法で育てられます。2~3ヶ月に一度、池を変えることで、天然鰻が成魚になる5年間の四季を2年で体験させることで、きめ細かい肉質に仕上げます。
大切に育てられたうなぎは、鮮度を大切に。出荷の際には袋に酸素を注入して、うなぎが酸欠状態になるのを防いでいます。そうした共水の素晴らしいうなぎへの想いと共にうなぎが店頭に届きます。
鮮度を保ったまま届いたうなぎは、一匹一匹素早く丁寧に手さばきしております。捌いてから串打ち、焼きに至るまでの時間を出来るだけ素早く行うことで、旨みを逃さぬよう、最高の状態でお客様にお出しできるよう努めております。
当店の焼き方は“江戸前焼き”と呼ばれる方法で。一度蒸してから焼き上げることで、表面は香ばしく、中はふっくらとした食感に。旨みを凝縮した味わいに仕上げます。
当店秘伝のタレは、地元浜松のヤマヤ醤油を使用し創業当時から継ぎ足しでご用意しています。やわらかな口当たりと、奥深い味わいが魅力。年月とともに共水うなぎの旨みが溶け込み、甘みがありながらもさっぱりとした味わいです。
米は三種類のコシヒカリをオリジナルブレンド。ふっくらと蒸し上げてから焼き上げる共水うなぎの食感に合わせて、米はしっかりとした食感に炊き上げます。うなぎとの食感との相性の良さにご注目ください。
定番のうな重、白焼きのお重やうなぎの蒲鉾など、様々な形で共水うなぎをお愉しみいただけるよう、種類豊富なうなぎ料理をご用意しております。観光やご家族でのお出かけの際に、ふわっと香ばしいうなぎをご堪能ください。